FXとは、外国為替証拠金取引の略で【日本円 ⇔ 外国通貨】
を売買して、差益分から利益を得る取引のことを意味します。
2012年7月現在 円高で1ドルあたり80円となっています。
一昔前は、1ドルあたり100円〜120円を推移していたので
1ドルあたり20円〜40円が下がってしまいました。
日本円だけで生活していれば、何の関係もないのですが
外国通貨を持っていることで今の紙幣価値は日本円でいくらなのか?
売買した当時の値段よりも、上がっていれば儲かり
下がっていれば損をするわけです。
例えば、2007年6月に、1ドル120円でアメリカドルを1,000ドル分購入すると
日本円で12万円です。
そして、2012年7月現在で日本円に換金すると、1ドル80円なので
80円×1,000ドル=8万円となります。
差額分の4万円が購入当時よりも目減りしている為
損失になりました。
また、日本銀行でお金を預けると金利が付くように
各諸外国でも同様に金利が設定されています。
これは各々利率は違い、年利を一部紹介すると
アメリカドルで2%・ユーロなら4%・オーストラリアドルで5%と
なっています。
日本の金利は0.1%と大変低く、外国の通貨を保持しているだけで
上に述べた金利が受け取れるようになります。
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例に戻ると、2007年6月〜2012年7月までの期間(5年1ヶ月)が
アメリカドルの金利が適用されます。
年利2%が、日々のレートから割り出され1年365日で割った金額が
毎日金利として受け取れます。
1ドル120円の時で、年利2%の2.4円が1ドルあたり貰えます。
購入通貨は1,000ドルなので2,400円が年間の金利となります。
そして365日で割った金額が毎日受け取れます。
120円×年利2%÷365 = 6.575円/日
もちろん日々のレート変動で、増減します。
この金利差を「スワップポイント」といいます。
期間では、120円⇒80円まで落ち込んでいるので
6.575円/日⇒4.383円/日へ徐々に減少していきました。
計算が煩雑となるので、期間(5年1ヶ月)を一律で最低額の
4.383円/日とすると決済した2012年7月ではこうなります。
4.383円/日× 1855日(5年1ヶ月) = 8,131円
結果、決済した為替レートによって12万円⇒8万円となり4万円の損失。
さらに、年利(2%)によって1,855日分のスワップポイント 8,131円の利益。
トータル 31,869円が損失となりました。
実際には、スワップポイントはコレよりも多いので
+1〜2割程度上乗せされると思います。
(スワップポイント 8,944円〜9,757円程度と予想)
逆に、為替レートが下がっているときに購入し
通貨金額が上がってきた時に売却することで利益となります。
さらに、購入〜売却までの期間にスワップポイントを利用することで
利益を拡大させることも可能となります。
.ただ、ここで1つ注意することがあります。
※スワップポイントは利益を生むだけではなく損失もある。
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